【移住】イズノカニ、ズガニ。

イズクラシ、楽しんでます。千田です。

海が無い伊豆の国市。でも、カニがいるんです。その名も、ズガニ。

伊豆の国市へ移住してきたばかりのころ、友人になった農家さんからこんなことを聞きました。

ズガニってよ、カニがあるのよ。食べたことあるか?

–ないっす。カニって海にいない?伊豆の国市海無くない??

川にいるのよ。この辺の川にいるんだよ。上海ガニとかと同じでよ。うめぇぞ。

–食べたい!明日捕りに行きましょう!!

漁の解禁が10月だから、それっからだな。うめぇぞ。

–ガビーン

移住早々にそんな話をされて、見たことも聞いたことも無いものを「うまい」と言われて、盛り上がらない人がいるでしょうか。

期待に胸を膨らませた僕は、ズガニについて調べてみました。

モクズガニ(藻屑蟹)Eriocheir japonica (De Haan1835)[1]は、エビ目(十脚目)・カニ下目・イワガニ科に分類されるカニの一種。食用として有名な「上海蟹」(チュウゴクモクズガニ)の同属異種であり、日本各地で食用にされている内水面漁業の重要漁獲種である。

–中略–

別名については、モクゾウガニ(千葉県習志野市)、ズガニ(静岡県伊豆地方)、ツガニ、ツガネ(長崎県)

–後略–

どうやら、正式名称は「モズクガニ」と言い、確かに「上海ガニ」と同じ仲間のようです。

また、漁は

10/1 – 12/31

に限られていて

かつ漁をするためには年間6,300円を漁業組合に支払う必要があるようです。

*漁について、詳細は狩野川漁協のHPをご確認ください。

そして伊豆地方では各所で食べられているようで、いわゆる

「その地域に行かないと食べられないローカルフード」

のような位置づけ。

そして、「身を食べる」のではなく、「殻ごとつぶして出汁にする」というのが一般的な食べ方のようだ。

確かに地元の方に伺うと、

「ズガニの出汁でうどんを作るとめっちゃうまい」

とおっしゃる。

膨らむ、期待。

ここまでわかったこと

・ズガニ = モズクガニ

・ズガニ ≒ 上海ガニ = うまい

・漁は10月から可能 = 10月にならないと食べられない

・伊豆半島のローカルフード = うまい

・出汁にして食べるとgood

そして刻は経ち、10月。

今朝。

今日、ズガニで味噌汁作るから取りにおいで。

-あざーーーーーーっす!!

お家まで取りに行くと、道が分からないと困るだろうと雨の中わざわざ家の前で待っていてくださった。

高橋さん、ありがとうございます。

温めて食べてね、と渡されたのがこの瓶詰めのお味噌汁。

コマツナトカハイッテル。優しい…。

これを温めて

いただきます。

あー、これはしみじみうまいやつだ…

いわゆるカニ汁とは違って「海臭さ」が無く、カニのおいしさがじんわり広がります。

決して出汁は濃すぎることが無く、滋味深い味が口に広がります。

味が主張しすぎないからこそ、地元の方々に長く愛されているのでしょう。

とにかく、海の家とか水平線の見えるホテルとか、そういうところで食べるカニ汁、

「おぉー、これはもうカニそのものが襲ってきますね。海がやりたい放題ですね。」

というのではなく、

「実はね、カニってこうなんですよ」

と優しく語りかけてくれるような。

さて、高橋さんは味噌汁の他にもう一つ大きな発砲スチロールを渡してくれました。

茹でてあるから。

娘:これは…??

父;カニだよ。

カニーーー!

2歳半

これがカニかと

おおはしゃぎ

いただきます。

前知識通り、カニそのものが小さい品種ということもあり、実は少しです。

が、味はカニ。カニ。カニ。

そしてカニミソが、うまい。

出汁がうまいのは多分にこのミソのうまみが寄与しているでしょうから、出汁にせずにあえて茹でてこのミソのうまみをダイレクトに味わう、ありだと思います。

おいしいぞ、伊豆!

このズガニ、どこで買えるのですか?

そんな疑問にお答えします。

私が地域おこし協力隊として活動させていただいている、「大仁まごころ市場」に売っています。

*捕れた人が、売るために持ってくる、というような形態なので必ずしも毎日あるとは限りません。

*ご来店前に下記の電話番号にご連絡いただければ出荷の有無をご確認いただけます。

–店舗情報–

大仁まごころ市場(おおひとまごころいちば)
住 所:伊豆の国市田原野440-4
T E L :0558-75-4580
営業時間:9:00 – 16:00
定休日:毎月第一、第三木曜日
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