雪原で麦踏みを子どもたちと一緒にやったら自分が一番楽しんだ話

イズクラシ、楽しんでます。伊豆の国市地域おこし協力隊千田です。

相変わらずお世話になりまくっている伊豆の国市は浮橋地区

浮橋では「小麦」を生産してその小麦で「うどん」を作っています。

以前千田はその小麦の種まきの取材をさせていただきました。

ムギマキを見に行ったら娘がトラクターに初乗車した話

 

すると今度は

むぎふみ

なることを

「幼稚園の子どもたち」と一緒にやる

ということ。

 

しかも、その後は

お汁粉が食べられる

と。

 

これはぜひ食べたい!取材したい!

 

ということでノコノコ行ってきました。

 

そもそも麦踏みってなんだ?

佐藤さんに聞いてみると

「芽が出たばかりの麦は霜で持ち上がっちゃうのでそれを踏むことで根付きをよくして、凍ったり抜けたりすることを防ぐ。そして踏むことで分蘖数も多くなる。」

ということ。

さらに主催者の浮橋の方々と話をしていると

  • 麦踏み自体は機械(ローラー)ですでにやってある
  • なので、子どもたちがやりきれなくても大丈夫なようにしてある
  • 子どもたちが自然や農業文化に触れることで少しでも良い経験になればと思っている

ということをおっしゃっている。

普段のご自分たちの仕事もあるだろうに、プラスで麦作りをして、さらに子どもたちが自然を経験する機会を提供するなんてなかなかできない。

こういう温かさがある地域って本当にステキ。

 

そしていよいよ麦踏みへ。

 

麦を踏む

今回の麦踏みに参加したのは伊豆の国市内にある

の2つ。

 

麦踏みはこの畑で。

 

え?

伊豆の国市って雪国なのかって??

違います。南国と誉れ高い「伊豆半島」の中央に位置します。私千田もここ伊豆の国で初めての冬を迎えて面食らっています。

 

ハナシガチガウ!

 

でも、それは伊豆半島に抱いている勝手なイメージですね。

ここ伊豆の国市浮橋は標高が300mを超えるので毎日寒いし、氷点下にもなるし、雪だってたまに降ります。

この標高は昼夜の寒暖差を生み出します。

だから、美味しい野菜ができるんですね。

 

さて、子どもたちが続々と畑にやってきます。

 

のぞみ幼稚園の子どもたちは、自宅が伊豆の国市の田京や大仁と言った「山の下の平地で駅の近くの住宅街」に住んでいるよう。

平地の住宅街は便利な分雪もあまり降らない、自然も(山と比較すると)少ない(でも東京よりははるかに多い)ので畑に積もる雪を見て大興奮。

そうだよね。だって、

僕が興奮してるもの。

 

さらに、畑の隣には原木しいたけの木が。

 

「しいたけってこうやって生えるんだね!」

とこちらも大興奮の子どもたち。

その気持ち、分かるよ。

だって、

僕も最近初めて見て興奮したからね。

 

普段何気なく食べている、使っているものがどのようなプロセスを経て作られているのか、それを理解することは情操教育だけではなく論理的思考を養うことにもつながると思います。

 

Aを得るために必要な材料及び気候等の諸条件、技術を把握。

外的要因を加味し温度低下や強風等発生時のリスク管理をして1つのものを作り上げる。

 

 

書いているうちに気づいたんですが、この考え方はプログラミングにも通じますね。

プログラムが動く、作物ができる、機械が動く、その全てを貫く思考は基本的に同じなのかもしれないです。

 

などと考えながら麦踏みの準備は着々と進みます。

 

子どもたちは口々に

「雪すごい!」

「雪だるま作りたい!」

「どれが麦?」

と話しています。

 

むむ

 

確かに

 

どれが麦だ?

 

 

雪のないところを見るとわかってきました。

どうやら緑の、ぴょんと飛び出ているのが麦っぽいぞ。

 

違う角度から見ると一目瞭然。雪の下には緑の麦が隠れているんですね。

 

 

「隠れてねぇよ。出てるだろ。」

 

 

え?

 

 

 

ほんとだ!

 

などと一人はしゃいでいると、浮橋のみなさんが子どもたちへ今日の説明。

 

「飽きたら雪で遊んで良いよ」

 

 

うんうん、遊びたい

 

 

一列になってカニさん歩きをしましょう。

 

子どもたちは概ね5歳から6歳。

この年齢になるときちんと静かにしてお話を聞けるんですね。自分の娘もいずれこんなに立派になるのかと思うと目頭が熱くなります。

 

ということで、麦踏み

「よーい」

 

「スタート!」

 

おいしくなぁれ

 

「おいしくなぁれ」

 

 

10分もすれば、「だるまさんが転んだ」が始まります。

 

 

なんてステキ。こんなロケーションでダルマさんが転んだやりたかった…

 

ので、混ぜてもらいました。

 

 

すげぇ楽しい

 

結局、

麦踏みした時間 < 遊んだ時間

でしたが、子どもたちが走り回っていたので結果畑の麦はまんべんなく踏まれていました。

そして子どもたちが普段なかなか触れることのできない雪や畑といった大自然を味わっている姿を見ている浮橋の皆さんの顔、それがステキ。

 

たくさん走って(僕も)、お腹が空いた!(僕も)

 

mo☆chi!!

 

OSHIRU☆KO!!

 

YEAH!!!

 

 

待ちきれない

 

 

止まらない!

 

お餅は佐藤さんのもち米を使って、前日についたもの。

あずきは浮橋の女性の皆様が作ったもの。

 

本物です。

モノホンのお汁粉。

めっちゃうまい。

 

あ、僕は

二杯いただきました

 

 

 

男性陣が麦踏みの準備、アテンドをして

女性陣がもてなしのお汁粉、その他準備をする。

 

この辺の息のあったパフォーマンスが、浮橋地区の良さを醸し出しているのだと思います。

 

子どもは正直です。

だからこそ、お汁粉をお代わりして、付け合わせの「たくあん」もお代わりして、帰り際には浮橋のみなさんとハイタッチをしていった彼らはきっと得難いステキな体験をしたのだと確信しました。

 

 

子どもたちの「おいしい麦になぁれ」の願いは、浮橋のみなさんの手によって叶えられることでしょう。

麦ができてうどんができて、

「私が踏んだ麦でできたうどんだよ!美味しいね!!」

そう言って食べてくれたらそれは素晴らしいことです。

地産地消、食育、そう言った言葉では表せない、ステキな営みとその循環が、ここには確かに存在しています。

 

イズクラシ、オススメです。

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