来客が2,000人を越えるそば祭りに参加しつつ、自分にできることを考えた

イズクラシ、楽しんでます。千田です。

年に1回の大イベント、「浮橋そば祭り」に参加してきました。

 

浮橋の方々とお話しさせていただくようになってから噂には聞いていた「そば祭り」

2時間くらいで2000食が完売しちゃうという「そば祭り」

とにかくすごいらしい「そば祭り」

 

頻繁に耳にする「そば」のワードにすっかり惹かれていた僕は、先日そばの刈り取りから製粉までの過程を取材させていただきました。

イズノソバ -花から粉へ-

 

そしていよいよこのそばが食べられるとあっては自然とテンションも上がります。

 

お祭りの前日、用事があって浮橋のそば祭り会場へ。途中、あまりにも景色がきれいなので寄り道。

 

たわわに実りすぎな柿と山に広がるモザイク柄の紅葉。ここにベンチ置いてコーヒー飲みながら1日仕事したりぼーっとしたりしていたい。

 

ここからさらにしばらく行って浮橋の街へ。妻から「浮橋の街が見渡せるような高台から写真を撮ってみたい」とのリクエストを受けて、それっぽい場所を探すと、ありました。

画面中央に見えるのがそば祭りの会場にもなる「浮橋公民館

 

それでは公民館へ行きますか、と賀茂神社の前を通ります。紅葉と鳥居があまりにも見事なので思わず降りて写真撮影。

 

やっぱり絵になるなぁ。などとバシャバシャ写真を撮っていると

「私も撮りたい」とムスメさん。

 

この良さがわかるとは、なかなか渋い2歳ですね。

 

寄り道をしまくってようやく公民館へ着くと、準備の真っ最中でした。

ネギを刻まれる女性陣

 

 

約2000食分のネギですから、そりゃもう大変な量です。もちろんネギも浮橋産。

 

別の部屋を覗くと、そばをこねていました。

 

 

当日も捏ねるんですが、量が多すぎていつも大変だということで今年から前日にある程度ねっておくことにしたそうです。

製麺は明日。

 

ほんと、準備が大変。シートを張って土足厳禁になっていますが、このシートを張るのだって大変です。

ねっていらっしゃる方々とお話をしながらなんとなく準備会場の奥に目をやると、そこには信じられない光景が。

 

製麺機めっちゃあるー!

 

 

以前古屋さんから「浮橋の人はみんな製麺機持ってるよ」と伺ってはいましたが、こうして並ぶ姿を見るとその文化に感動を覚えますね。

イズノソバ

 

各製麺機には名前が書いてあって、誰のかわかるようになってます。すごい、本当に各家庭から持ち寄ってる

 

興奮してバシャバシャ撮りながらぺちゃくちゃ話していると、

 

「試食用のがあるから食べていく?」

 

 

う、うまそうが過ぎる。

 

そして、いただくと、

 

本当に

 

めっちゃうまい。

 

「言い過ぎでしょ」

 

-いやいや、だって2歳のムスメが丸の内のOLが食べるくらいの量食べてましたもの。

 

 

そうか、これが食べられるのか。

 

そりゃ来るわ

 

 

–当日–

 

10時開始のお祭りで8時に行った僕は、少しだけ準備のお手伝いをさせていただきます。

 

ずらっと並ぶ釜は圧巻。これでそばをどんどん茹でます。

あれ、写真の奥に見えるのは??

 

Yes! うす & きね !!

 

 

「千田、ついて良いぞ」

 

出た、この

「人生初をさも日常的な感じで体験できちゃうパターン」

 

こうして?

 

おろして?

 

こう?

 

きねは重いし、餅にくっつくから、もう一回持ち上げるのが無理すぎますね。

 

腰の筋肉が痛くなりました…

 

「もっとついていいぞー」

 

-ムリデススミマセン…

 

会場には野菜販売のトラックも。新鮮な浮橋野菜が買えちゃいますよね。

 

12月と言えば冬のお野菜。冬のお野菜と言えば白菜に大根。

山の上で育った白菜と大根、めっちゃうまいですからね。山の上で育ったお野菜たちはまごころ市場で買えますのでどうぞ。

 

僕の持ち場は「しいたけ」と「おでんこんにゃく」と「足湯」

この分厚い原木しいたけを、

 

炭火で

 

こうです。

 

これまた人生初の「原木しいたけの炭火焼」

 

うますぎ。

 

普通のしいたけが食べられなくなっちゃうよ。

 

おでんも

 

 

こう

 

寒い時はこれです。

 

さらに、足湯はこちら。

 

この木の桶?も浮橋のみなさんで作ったというのだから驚き。

さらにお湯も浮橋で温泉が湧いているって、どこまでなんでもあるんだここは。

 

温泉のお湯を組める場所から運んで来て、ポンプで桶へ入れます。すごいわ、これ。

 

 

こんなことをしているとあっという間に9時半。そのころにはこんな行列。

 

手打ちを薪の火力でガンガン茹でるんですもの。

 

絶対うまいわけですよね。

 

10時オープンからは僕も持ち場の仕事をしていたので写真が撮れていません。

賑わいの様子などはこちらを。

12/3ふじのくに美しく品格のある邑「伊豆の国市浮橋」 『浮橋そばの里祭り』に密着

 

11時時点で1800食売れたんですね。

僕の配置場所が入り口近くということもあり、かなりの人数の方に

「おそば売り切れなんです」

とお伝えしました。

 

さて、今回はここからが本題(前置き長い!)

すでに書いたように前日の準備にもたくさんの方が参加されていましたが、当日の製麺場所にもものすごい人数の方々がいらっしゃいました。

 

製麺所全体の様子

 

画像右から、粉を合わせて生地を作る方々

 

生地を踏む方々

 

製麺をする方々

 

「あら千田くん。ほら、こうやってやるのよ、見て行きな」

 

責任者の方曰く、

浮橋住民(約600人)のうち、子どもと病気などで外出が難しい方や高齢者の方などを除いたほぼ全ての住民が総出で行っている

ということです。

 

もちろん全員ボランティア

そして驚くべきことに、このそば祭りは23回目

 

地域総出の行事が23年続いている、これは筆舌に尽くしがたい素晴らしいことであると言えます。

 

一方で、今後のことを考えると地域全体の人口、生産年齢人口の減少は避けられないことから当然ボランティアが可能な人数も減って行くことは誰しもが想像することでしょう。

よく町おこしなんかで耳にするのは、外部からイベントをやれというのは簡単、でも実際に運営に関わる人たちの苦労や続けることで彼らが疲弊していく、ということ。

 

伊豆の国市に移住してきてから浮橋地区との縁ができて、この地域が好きになり、何度足を運んだでしょうか。

おいしい野菜を頂戴して、感動をいただいたり

みなさんの優しさに触れて、安らぎをいただいたり

この地に関わることでいろんなものを頂戴しました。

その中で、23年この地で続くイベントにこのタイミングで関わらせていただくようになったのは何かの啓示かなと勝手に思い始めた僕です。

地域に住むみなさんはまだご存知ないけど、僕は知識として知っていること、は活用できないだろうか。

例えば、

クラウドファンディング

という手段

 

 

最も多くの人が関わる製麺の負担を減らすために

クラウドファンディングで製麺機と、そばを食べられる場所の確保

ができないか

 

実は、そばの収穫にはそば仕様の刈り取り機が必要。これがないと人力で収穫しなければならないので生産量を増やせない。

収穫用の機械を購入する資金の確保

ができないか

 

 

同様に、これまで培った自分のスキルや、自分に協力していただける外部の方の力を貸していただいて何かできないか。

 

例えば、販売やマーケティング、ITを使った情報発信。

 

生産量の確保のためには「売れること」が前提になるので

蕎麦の販売

に関われないか

 

地域のことやそばのことをもっと知っていただき、地域を出た人が戻ってこれるように、新しい人も入ってこれるように

「帰りたい/行ってみたい」と思ってもらえる地域づくり

に関われないか

 

 

僕は、地域おこし「協力」隊。

みなさんの想いに「協力」できることはなんだろうか。

自分の妄想をぶつける前に、まずはみなさんのお話を聞こう。

 

こんなことを、美しい紅葉を見つつ、そばをすすって考えました。

 

イズクラシ、オススメです。

 

3 Replies to “来客が2,000人を越えるそば祭りに参加しつつ、自分にできることを考えた”

  1. はじめまして。千田さんのブログ楽しみにしてます。写真が綺麗で、文章もひきこまれます。子供が寝静まってからじゃないとゆっくりみれないのですが、笑ってしまい起こしてしまったことが何度かあります。千田さんのブログを読んで伊豆の国のいいところを再発見させてもらっています。これからも楽しみにしています。頑張ってください!応援してます!

    1. 西島さん

      コメントありがとうございます。この寒い朝に、心がとても暖かくなりました。ただ足はクソ冷たく、常夏と誉れ高い伊豆に引っ越して来たのにこんなはずじゃなかったとたまに恨み節を言う毎日です。
      おそらく僕と同じくらいの歳のお子様がいらっしゃるかと思いますが、子どもが寝静まってからがやっと自分の時間、わかります。
      お子様のいらっしゃる親目線、の記事も書いていきたいと思っていますのでもし
      「こんなところ行ってよかった!」
      「子どもがとても楽しんでいた!」
      などなどおすすめスポットやお店がありましたらお教えください。
      応援、本当にありがとうございます!

  2. […] そば粉以外は地物なんですね。伊豆の国市浮橋地区でもそばは作っていますが、量は多くありません。(その出荷量の少なさと美味しさゆえに「幻のそば」と呼ばれるわけですが。) […]

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