イズクラシ、楽しんでます。千田です。
芝生は、人を解放してくれます。
芝生の上で、思いっきり寝転んだり
芝生の上で、鹿の皮製品を作ってみたりしたくなりませんか?
そんなこと、イズで、できます。
伊豆の玄関口、伊豆の国市。そのお隣、伊豆市。
新幹線で三島で降りて、伊豆箱根鉄道に乗り換えて約30分で終点の修善寺駅に到着します。
そこからぐるっと川を迂回して歩くこと10分、カインズホーム修善寺店の奥の方にそれはあります。
幹線道路から少し入り、川の横。静かで川の音と虫の声と子どもの泣き声(我がムスメの)がこだまする。
ドットツリーとは、こんなところです。
観光地として有名な伊豆・修善寺に2016年OPENしたドットツリー修善寺。12棟の2LDKメゾネット住宅と小規模オフィスが建ち並ぶコンセプト賃貸物件。敷地内にはバーベキューやマルシェ開催にも使える芝生のフリースペースも完備
ここで暮らしているのは伊豆市内外から移り住んだ観光事業者やITエンジニア、翻訳家やカメラマンなど多彩な才能たち。行政や金融機関とのビジネスマッチングや広報企画など幅広い経営支援を行いながら 入居者同士のコラボレーションも活発に行っています
ドットツリーは地元で50年建設資材を営んでいる「古藤田商店」がオーナーとなり、地元で地域プロデュースを行うNPOサプライズがプロジェクトデザインを担当。移住定住促進と産業育成という本来ならば行政が担う役割を100%民間出資で実現している 新しい手法の地域活性です
詳細は、こちらをチェック!
とにかく芝生があっておしゃれで、ということで時折解放される日には家族で良く訪れてしまっています。
で、今日はここで鹿革アーティストで伊豆市の地域おこし協力隊でもある猪股さんの鹿革ワークショップがあるということなので家族みんなで参戦。
妻→鹿革ワークショップに参加する人
僕→芝生でムスメと解放される人
という役割分担をしていざ開始。
ドットツリーの敷地内に臨時でテントを張っている。開放感の溢れる雰囲気。
講師である猪股さんは、元プロのジュエリーデザイナー。
現在はmori-karaというプロジェクトに参画。
これまで駆除はされるが有効活用されていなかった鹿の皮、角などを利用したモノづくりを行っています。
コワモテな外見と無骨な指からは全く想像できない繊細な作品を作る人。まさに、ツクルヒト。
当日は多くの作品が展示されていました。
鹿の皮、って思っていた以上にステキ。
今回のワークショップでは、参加料1000円を支払うと以下の2つのうちどちらかを作ることができる、というものでした。
エントリーNo.1:しおり
しおり、またの名をブックマーカー。
エントリーNo.2:キーホルダー
キーホルダー。
難易度は、
しおり > キーホルダー
とのこと。
どちらが良いか究極の選択を迫られた僕は、妻本人からの
「私はあなたが思っている以上に不器用である」
という申し出を元にキーホルダーを提案。
ちなみに僕も自他ともに認める不器用人間なのですが、こういう時に相対評価をするか絶対評価をするかって意外と難しいですよね。
さて、作る物が決まったのでいよいよ作り始めます。
まずはメイン素材の色と縫う紐の色をそれぞれ決めます。
妻はメイン素材はオレンジがかった黄土色、糸は青を選択。
(これが後に悲劇を招くことになろうとは誰も知る由もありませんでした…)
続いて、キーホルダーの「ホルダー」の部品を選びます。
キーホルダーの構成部品は、ベースの皮、糸、ホルダーの3種ですがこれらを自分で選ぶだけでかなり特別感が醸されます。
ここからはひたすら応援。
基本的に作成途中には随時猪股さんの指導が入りますし、パニクった時には時間を戻してなかったことにしてくれるので慌てることはありません。
何よりも、やることは
「鹿の皮にあらかじめ開いてある穴に糸を通して行くだけ」
というシンプルなものなので、怖がる必要もありません。
まずは糸を適度な長さに切ります。
針に糸を通します。
通常の縫い物とは違い、糸の両端に針をつけます。これら2本の針で順番に縫って行きます。
あらかじめ開いてある穴に、片方の針を前から通したら、次はその通した穴に後ろからもう一方の針を通す。
言葉で言うとシンプルですが、黙々とやっていると「今どっちの針を通したのか分からなくなる」ということがあるようです。
そんな時には、おどけて
「ぱにっっっく!」
と叫ぶと、猪股さんが淡々と直してくれますのでご安心を。
着々と作業は進みます。
こちらは妻が作っているもの。
こちらは同じタイミングで猪股さんが作っていたもの
何ともすばらしいできばえ。
期待に胸が膨らみます。
ムスメも応援してくれます。
たまのパニックはご愛嬌。
猪股さんの助けを借りつつ、順調に作業を進める妻。
順調です。
ムスメは、さっきまでの応援姿勢は脇に置き、芝生で解放されます。
まぁ、そんなに長くはおとなしくできませんので目一杯ストライダーに乗って発散していただきます。
ストライダーvs父、という辛い鬼ごっこをしているうちに妻の作品が出来上がりました。
本人自ら、売り物と自分の作品を比べてくれました。
縫い目を斜めに、等間隔で縫うのが難しいそう。
あれ
だいぶ、
あれ?
あれれ??
妻本人も言っています。
ナンカチガウ
もしかしてこの作業、難しいんじゃないのさ!
みんなこんなんになっちゃうんだよ!!
と僕がフォローしようとすると、
一緒に行っていた妻の友人:「できたー!」
あれ??
うまくね??
妻の
妻の友人の
あれれ??
いやいや、たまたま!たまたまうまくいっただけでしょう!!
妻の同僚:「これ、うちのムスメ(8歳)が一昨年と今回作ったやつー」
上が6歳時点、下が8歳時点で作成したもの。
妻との比較。
上が6歳作成、下が3○歳作成
やばい。
これはやばい。
日本語が見つからない。
やばい、しか出てこない。
どうしよう、苦笑いがバレる。
すると、猪股さん
「自信のある方は、はっきり目立つ色の糸を使ったりもしますけど、最初は皮と糸を同系色にするという人もいますねー」
猪股さん…
遅いよ!
ということで、すばらしい作品を作っていただいた妻には、あれをやっていただきました。
鹿の角があったから。
妻:「私にこんなベタなことをやらせるの?」
千田:「しょうがないよ。ひどいんだもの。」
あちゃー
—
「このままではワークショップが難しいと言う印象を与えてしまう。もっと私をこき下ろしてくれ!」という妻たっての要望で内容を一部変更いたしました。
—
ということで、イズクラシ、芝生もあれば鹿もいます。
東京の日常にはなかなかいないものも、イズにはたくさんあって
イズでは普通なことも、違う目線から切り取ると面白いことになる。
日々の疲れを癒すだけではなく、ちょっと違う目線を持ちたくなったら、イズ、いかがでしょうか。
猪股さんのワークショップは、mori-karaのページで開催日等の告知をされています。
興味ある方は要チェック!
楽しく拝見しました!!
すこやかの藤澤です。
これからも、応援しています
いつか、イズノクニへおじゃましたいです!
藤澤さん
ご無沙汰しています。ご覧いただいてありがとうございます。
いつでも、イズノクニでお待ちしてます。